【 カブトムシの羽化 】

蛹化の紹介でも記載しましたが、カブトムシは本来、土の中に蛹室を作り、幼虫から蛹、蛹から成虫へと変身(変態)します。映像では、観察しやすくするために、人工の蛹室を作り、その中に蛹を入れておきました。羽化を迎える蛹は、その体色がどんどん濃くなっていきます。そして、羽化が始まります。羽化直後の成虫の体色は、翅が真っ白ですが、時間の経過と共に、色が濃くなっていきます。初めは成虫の体はとても柔らかいので、体が硬く丈夫になるまで蛹室の中でじっと過ごします。地上に出てくるのは、羽化後2週間ほど経過してからと言われています。

コウチュウ目コガネムシ科